街でたくさん見かけて迷惑に感じているかも知れないカラスは、日々街を掃除している?
特に都会の街には多く存在しているカラスですが、実は近年は田舎の街にも増えてきています。
ただ、田舎の街には空の食物連鎖の頂点となっている猛禽類が多いので、空を真っ黒な塊が飛び交う程の状態にはなっていない気がします。
集団でゴミ捨て場などに群がっている横を通るとちょっとした恐怖感を感じるカラスですが、皆様ご存知の通りとても頭が良い鳥なので、あまりちょっかいをかけない方が賢明です。
カラスの人間の個体認識能力は非常に高くて、大人か子供か女性か男性か?若いのか年を取っているのか?までしっかりと認識するそうなので、一度でも何かカラスが嫌だなと感じた事をした場合は、何日も何ヶ月も~どころか何年も根に持って追いかけて来るそうなので注意して欲しいですね。
ただその逆もあって、何かとてもカラスが良かった!と思う事をしても、何年も何ヶ月も近くを飛行するそうなので、ある意味親切な人には懐きやすいのかも知れません。
そんなカラスですが、日々カーカーと鳴いて五月蠅くて仕方が無い!と思っている人は多いと思いますが、ただ五月蠅く屯っているだけの鳥ではなかったりします。
急に田舎の話になりますが、夏の時期の田舎の田んぼの多い地域で雨が降ると、道路上に無数のアマガエルが喜びのあまり田んぼから飛び出してくるのです。
道路上なので当然車にひかれてしまって、これまた無数のカエルの死体が累々と落ちている状況になって行くのですが、この累々とした死体が次の日の朝になると一つも落ちていない状態になっているのです。
あんなに、昨日の夜までは足の踏み場もない程にカエルが落ちていたのにも関わらず、元々何事も無かったかのような道路になっているので、田舎に住んで日が浅い人にはとても驚かれる光景なのですが、田舎ではそれが当たり前だったりするのです。
道路上のカエルの死体を一つ残らず片付けてくれた犯人?は、実は普段は迷惑がられる事が多いあのカラスで、日が明け始めた頃から一斉に道路に降り立ち、時々走って来る車を避けながらカエルの死体を片付けて行ってくれるのです。
カラスの側としましては、たくさんのカエルは単なる御馳走だったりするので雨が降ると多分カエルが次の日たくさん食べられそう!と予測している可能性もあるのです。
では、撮界でも同じような事が起きているのか?と言うと、都会では残念ながらアマガエル自体が絶滅危惧種になっているので路上に大量のアマガエルの死体は発生しませんが、ただ毎日そこかしこで酔っ払いが落として行く迷惑なモノをカラスが片付けていると言う事実はあります。
酔っ払いが路上に落として行く~嘔吐したモノは実は日々、カラスが片付けている事が多いのです。
夜、店の人が気付いて片付けてしまっている事もありますが、どうも都会の路上嘔吐の約7割近くはカラスが片付けているらしいそうなので、都会のカラスをあまり無下にしない方が良いかも知れませんね。
毎日そこかしこでカラスを見かけると思いますが、日々どこかしらで街の掃除をしているかも知れない事を、少し頭の片隅に入れて置くと良いでしょう。
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